ゲーム市場調査会社Alinea Analyticsは、2026年上半期にSteam上のゲームが生み出した総売上が、推計111億ドル(約1兆7900億円)に達したと発表した。半期としては過去最高の規模となる。
前年同期の2025年上半期と比べて14.5%増加し、年末商戦や大型セールを含む2025年下半期も8%上回った。2021年の年間売上として推計されている114億ドルにも、わずか半年で迫っている。
2017年上半期との比較では4.7倍に拡大しており、2026年上半期だけで2020年の年間売上を超えたという。Alinea Analyticsは成長要因として、中国を中心としたアジア圏のプレイヤー増加、新作ゲームの価格上昇、協力プレイ作品のヒット、大手パブリッシャーによる旧作販売戦略の強化などを挙げている。
一方、売上全体に占める新作の割合は低下している。各年の上半期に発売された作品が占める割合は、2024年の29%から2025年には27%、2026年には21%まで縮小した。
これにより、2026年上半期の売上のうち、79%を2025年以前に発売されたバックカタログが占めた計算となる。値引きやバンドル、期間限定セールを通じた旧作の長期販売に加え、Steam上で過去作品の蓄積が進んでいることも影響していると分析されている。

新作の売上が占める割合は縮小したものの、大型ヒットも生まれている。2026年発売作品では、『Forza Horizon 6』が推計1億9770万ドルで首位となり、『バイオハザード レクイエム』が1億9450万ドル、『紅の砂漠』が1億9000万ドル超で続いた。
このほか、『Slay the Spire 2』『Subnautica 2』『めっちゃカメレオン』なども上位に入っている。特に『めっちゃカメレオン』は低価格作品ながら、2026年発売作品の販売本数で首位を記録したという。
今回の数値はValveが公表した決算情報ではなく、Alinea Analyticsが独自データを基に算出した推計値となる。ただし、Steam市場が拡大を続ける一方で、新作だけでなく長期販売される既存作品の重要性が高まっている状況を示す調査結果となっている。
