Daybreak Gamesと独立系開発スタジオGame Jawnが共同開発するPC向けMMORPG『EverQuest Legends』に、クラシック版『EverQuest』の保存に長年取り組んできた「Project 1999」の開発者が参加していることが明らかになった。
海外メディアThe Vergeの取材によると、Game Jawnで『EverQuest Legends』のシニアエンジニアを務めるSean “Rogean” Norton氏は、Project 1999でプロジェクト管理、サーバー管理、プログラミングを担当していた人物だ。
Project 1999は、1999年から2001年頃までのクラシックな『EverQuest』を再現するため、ファンによって運営されている非営利のエミュレーションプロジェクトである。
Daybreak Gamesとは独立したプロジェクトだが、2015年には両者が書面による契約を締結。一定のガイドラインに従うことを条件に、Project 1999の活動を正式に認めている。
Norton氏は、エミュレーションプロジェクトではコミュニティー管理、Webサイト更新、カスタマーサポートなども自分たちで処理していたと説明。『EverQuest Legends』ではゲーム開発そのものに集中できるようになった一方、公式の開発ツールはエミュレーターで使用していたものとは大きく異なるという。
『EverQuest Legends』では、1999年当時の『EverQuest』を再現するため、古いサーバーディレクトリ、CD-ROM、Mac版クライアントなどを調査した。
エグゼクティブプロデューサーのDavid Youssefi氏によると、当時のコンテンツの多くは永久に失われかけていたという。調査によって、オリジナルのMIDI楽曲、魔法エフェクト、キャラクターモデル、都市フリーポートなどが発掘され、ゲーム内へ復元された。
ただし、本作はオリジナル版をそのまま保存することだけを目的とした作品ではない。1999年当時のグラフィック、ゾーン、音楽、アートスタイルを維持しながら、ソロプレイや短時間のプレイにも対応するよう再設計されている。
移動手段の重要性を残しながら仲間と合流しやすくする機能を追加したほか、死亡後の死体回収やバフのかけ直しといった、時間のかかる要素も緩和した。
最大4人のグループや最大8人のレイドに対応する一方、すべてのコンテンツをソロでも体験可能。プレイヤーは最大3つのクラスを組み合わせ、従来より強力なキャラクターを構築できる。
『EverQuest Legends』は2026年7月28日に正式サービスを開始する予定。価格は1か月分の利用料金を含めて19.99ドルで、以降は月額9.99ドルのサブスクリプションが必要となる。
