MMORPG『アスダル年代記』、売上減を覚悟し新サーバーで有料ガチャを撤廃

Netmarbleは、Netmarble F&Cが開発するMMORPG『アスダル年代記:3つの勢力』において、新サーバー「NEW WORLD」を2026年7月14日に開設する。

「NEW WORLD」は、有料ガチャや個別パッケージへの依存を抑え、ゲームプレイによる成長を重視した運営方針を採用する新サーバーだ。

ストアでは有料召喚商品4種類と個別パッケージ商品を販売せず、主な収益モデルをパスやサブスクリプション商品に切り替える。

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主要な成長アイテムをゲームプレイから獲得可能に

新サーバーでは、従来は有料召喚などから入手していた精霊、乗り物、武器外見、夢石(ドリームストーン)といった主要な成長要素を、フィールドでの狩りやダンジョン攻略を通じて獲得できるようにする。

精霊と乗り物の召喚券はフィールドから入手でき、武器外見と夢石の召喚券は、対象コンテンツをプレイすることで確定入手が可能になる。

有料商品として提供されていた「太古」等級のアクセサリーも、試練ダンジョンの報酬として獲得できる設計へ変更される。

成長時の確率的な失敗を緩和する施策も導入される。覚醒システムは失敗のない100%成功方式に変更され、過去の失敗記録については、使用した素材をさかのぼって補填する。

合成システムには成功確率を高めるアイテムが追加され、累積して使用することで、最終的に合成を確定成功させられる仕組みとなる。

先行サーバーでは利用者継続率が79%上昇

Netmarbleは、新たな成長構造を先行導入した「クラボン」サーバーの運営実績も公表している。

クラボンサーバーでは、利用者継続率が既存サーバー比で79%上昇。利用者1人が28日間に獲得した召喚券は平均1,876枚、最大3,360枚を記録した。

ゲーム内取引所の税収も、既存サーバーと比較して187%増加したという。

開発側は、パッケージ商品の縮小によって短期的な売上が減少する可能性を認識している一方、利用者が長期間プレイできる環境を整備することが、サービスの安定性と継続性につながると説明している。

既存サーバーにも一部方針を段階的に導入

「NEW WORLD」の運営方針は、既存サーバーにも段階的に取り入れられる予定だ。

ただし、既存サーバーの経済環境や利用者が保有する資産への影響を考慮し、「NEW WORLD」と同一の仕組みを一括して適用するものではない。

また、将来的な有料商品の追加を完全に否定しているわけではなく、新たに商品を追加する場合も、利便性や選択的な特典を中心に検討するとしている。

『アスダル年代記:3つの勢力』は、韓国ドラマ『アスダル年代記』の世界観を基に、アスダル、アゴ、無法勢力による大規模な勢力争いを描くPC・モバイル向けMMORPG。日本でのサービス展開は、現時点で発表されていない。

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