NetmarbleのMMORPG『ヴァンピール(VAMPIR)』は、2026年7月22日12時に日本で正式サービスを開始する予定だ。
日本版を始めるか判断するうえで、先行して運営されている韓国版にどれほどのプレイヤーが集まり、どの程度の売上を記録したのか気になる人も多いだろう。
結論からいうと、韓国版『ヴァンピール』はサービス開始後に同時接続者数20万人を突破し、韓国App StoreとGoogle Playの両方で売上ランキング1位を記録した。Sensor Towerの推定では、開始から1カ月のモバイル売上は4,000万ドル以上、1ドル160円換算で約64億円に達している。
ただし、同時接続者数20万人はサービス開始直後の実績であり、現在の韓国版人口を示す数字ではない。2026年7月時点の同時接続者数やアクティブユーザー数は公表されていないため、現在過疎になっているかどうかを外部から正確に判断することはできない。
本記事では、韓国版『ヴァンピール』の人口、サーバー数、売上実績、現在の運営状況を整理する。
戦闘やグラフィックへの評価、自動戦闘、育成負担、課金差などに対する韓国ユーザーの反応は、「『ヴァンピール』韓国版の評価・評判まとめ|長所・不満点・課金差を現地レビューで検証」で詳しく整理している。
日本での配信日、対応機種、ゲーム内容、5つのクラスなどの基本情報は、「『ヴァンピール』とは?配信日・ゲーム内容・クラス・課金要素を解説」でまとめている。
韓国版『ヴァンピール』の人口・売上まとめ
| 項目 | 実績 |
|---|---|
| 韓国サービス開始日 | 2025年8月26日 |
| 対応機種 | PC・モバイル |
| 同時接続者数 | サービス開始後に20万人突破 |
| 開始時のサーバー数 | 30サーバー |
| 開始約1週間後 | 39サーバーまで拡大 |
| 2025年9月18日時点 | 15ワールド・45サーバー |
| 韓国App Store | 開始約8時間で売上1位 |
| 韓国Google Play | 開始9日で売上1位 |
| 初月ダウンロード数 | Sensor Tower推定40万件以上 |
| 初月モバイル売上 | Sensor Tower推定4,000万ドル以上 |
| 2026年7月現在の人口 | 非公表 |
| 韓国版の運営 | 継続中 |
韓国版の初動が大規模だったことは、同時接続者数、サーバー増設、アプリストア売上の各数字から確認できる。
一方、これらは主に2025年8月から9月にかけて記録された実績だ。現在の人口やサーバーごとの混雑状況を直接示すものではない。
韓国版は同時接続者数20万人を突破
韓国版『ヴァンピール』は、2025年8月26日にPC・モバイル向けとして正式サービスを開始した。
Netmarbleは、韓国版の同時接続者数が20万人を突破したと発表している。これは事前登録者数や累計ダウンロード数ではなく、同じ時間帯にゲームへ接続していたプレイヤー数を示す指標だ。
サービス開始直後に20万人規模の同時接続者を集めたことから、少なくとも初動時には大規模なプレイヤー流入があったと判断できる。
ただし、公式発表は「同時接続者数20万人を突破した」という内容である。20万人が最終的な最高記録だったのか、その後さらに増加したのかは明らかにされていない。
20万人は現在の韓国版人口ではない
同時接続者数20万人は、サービス開始直後に公表された数字だ。
2026年7月時点で確認できるNetmarbleの公式発表には、現在の韓国版同時接続者数やアクティブユーザー数は掲載されていない。
同時接続者数は、サービス開始直後の注目度、広告展開、イベント、混雑などによって大きく変化する。開始時の数字だけで、約11カ月後の人口を推測するのは難しい。
全30サーバーでキャラクター作成制限、9サーバーを追加
韓国版では、正式サービス開始時に10ワールド・30サーバーが用意された。
韓国メディアThe Elecによると、サービス開始と同時に全30サーバーでキャラクター作成が制限された。各サーバーの収容上限を超えたことが理由で、Netmarbleは利用者の流入に対応するため、3ワールド・計9サーバーを追加した。
追加されたのは「ミラ」「リリス」「カイン」の3ワールドで、各ワールドは3つのサーバーで構成される。これにより、韓国版は開始時の30サーバーから39サーバーへ拡大した。
全30サーバーでキャラクター作成が制限され、追加サーバーが必要になったことは、正式サービス開始直後に想定を上回るプレイヤーが流入したことを示している。
その後は15ワールド・45サーバーまで拡大
韓国版のサーバー増設は、39サーバーで終了していない。
Netmarbleは2025年9月6日に、4番目の追加ワールド「リデル」を開設した。リデルワールドは「リデル1」「リデル2」「リデル3」の3サーバーで構成され、合計42サーバーとなった。
さらに同年9月18日には、5番目の追加ワールド「カフ」を開設している。開始時の10ワールド・30サーバーに、5ワールド・15サーバーが追加されたため、韓国版は15ワールド・45サーバーまで拡大した。
韓国App Storeでは開始約8時間で売上1位
韓国版『ヴァンピール』は、2025年8月26日の正式サービス開始から約8時間で、韓国App Storeの売上ランキング1位に到達した。
モバイルゲームでは、サービス開始時に事前登録者や待機していたプレイヤーが集中するため、初日に売上順位が大きく上昇することがある。それでも、開始から約8時間で1位に到達したことは、初動の課金規模が大きかったことを示している。
Google Playでも開始9日で売上1位
韓国版は、App Storeに続いてGoogle Playでも売上ランキング1位を記録した。
Google Playで1位となったのは2025年9月4日で、正式サービス開始から9日後だった。これにより、『ヴァンピール』は韓国のApp StoreとGoogle Playの両方で売上ランキング1位を獲得した。
Netmarbleは2025年10月の公式発表で、両ストアで売上1位を達成した後も、売上ランキングの最上位圏を維持していたと説明している。
App StoreだけでなくGoogle Playでも1位になったことから、一部の端末やストアに限定されたヒットではなく、韓国のモバイル市場全体で大きな初動を記録したといえる。
初月モバイル売上は推定4,000万ドル以上
市場調査会社Sensor Towerは、韓国版『ヴァンピール』がサービス開始から1カ月で、40万件以上のダウンロードと4,000万ドル以上のモバイル売上を記録したと推定している。
1ドル160円で換算すると、4,000万ドルは約64億円に相当する。
ただし、この数字はNetmarbleが決算資料などで発表した確定売上ではない。Sensor TowerがApp StoreとGoogle Playのデータを基に算出した推定値だ。
また、推定値の対象はモバイルアプリの売上であり、次の売上は含まれない可能性がある。
- PC版での直接決済
- Netmarble独自の決済手段
- ストアを経由しない商品購入
- 推定対象外となる外部決済
したがって、『ヴァンピール』全体の初月売上が4,000万ドルだったという意味ではない。確認できるのは、モバイル版だけで推定4,000万ドル以上を記録したという点だ。
韓国版は現在も運営を継続している
韓国版『ヴァンピール』は、2026年7月現在もサービスを継続している。
Netmarbleは2026年7月15日、新たな成長コンテンツ「追従者システム」などを追加するアップデートを実施した。7月22日から1周年イベント「レッドムーンフェスタ」も予定されている。
韓国版は過疎なのか
2026年7月時点では、韓国版が過疎かどうかを断定できる公的な人口データはない。
確認できる事実は次のとおりだ。
- サービス開始直後に同時接続者数20万人を突破した
- 開始時の30サーバーすべてでキャラクター作成制限が発生した
- サーバーは45サーバーまで拡大した
- App StoreとGoogle Playで売上ランキング1位を記録した
- 初月モバイル売上は推定4,000万ドル以上だった
- 2026年7月現在も運営とアップデートが継続している
- 現在の同時接続者数やアクティブユーザー数は非公表
したがって、「韓国版は現在も20万人規模で混雑している」とも、「すでに過疎になっている」とも断定できない。
少なくともサービス開始直後は大規模なヒットだったが、現在の人口規模は不明というのが正確な整理だ。
まとめ
韓国版『ヴァンピール』は、2025年8月26日の正式サービス開始後に同時接続者数20万人を突破した。
開始時に用意された30サーバーすべてでキャラクター作成制限が発生し、約1週間で39サーバーへ拡大した。その後も新規ワールドが追加され、少なくとも2025年9月18日時点では15ワールド・45サーバーまで増加している。
売上面では、韓国App Storeで開始約8時間、Google Playでは開始9日で売上ランキング1位を記録した。Sensor Towerの推定では、最初の1カ月で40万ダウンロード以上、モバイル売上4,000万ドル以上、1ドル160円換算で約64億円に達している。
以上の数字から、韓国版がサービス開始直後に大規模な人気と売上を獲得したことは確認できる。
一方、同時接続者数20万人や45サーバーという数字は、現在の人口を示すものではない。2026年7月時点の同時接続者数やアクティブユーザー数は公表されていないため、現在の過疎状況を正確に判断することはできない。
韓国版の運営とアップデートは現在も継続しているが、人口については「初動は大規模だったが、現在の数字は非公表」と理解するのが適切だ。
